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トイレ詰まり時の応急手順まとめ


トイレが詰まると焦ってしまいがちですが、落ち着いて正しい手順を踏めば自分で解消できるケースも多くあります。ここでは、原因別に効果的な応急処置の方法をまとめました。

■ 1. まずは「水を流さない」で状況確認

詰まりが起きたときに、何度もレバーを回して水を流すのはNG。
便器から水があふれる恐れがあります。まずは落ち着いて、

  • 水位がどのくらいか

  • 異物を落とした心当たりがあるか
    を確認しましょう。

■ 2. 詰まりの原因を見極める

トイレ詰まりには主に以下のような原因があります。

原因 特徴・兆候
トイレットペーパー・汚物 水がゆっくり引く、ゴボゴボ音
おもちゃ・生理用品など異物 水がまったく流れない
凍結や配管トラブル 冬季に多く、水が引かない

原因を把握すると、正しい対処がしやすくなります。

■ 3. ラバーカップ（スッポン）での対処

最も一般的な応急処置は、ラバーカップ（スッポン）を使う方法です。

手順：

  1. ゴム部分が水にしっかり浸かるように便器内に水を足す

  2. 便器の排水口にカップを密着させる

  3. 強く押し込まず、引く力を意識して上下に動かす

  4. 数回繰り返したあと、水を流して改善を確認

※水がスムーズに流れれば成功です。

■ 4. 重曹とお酢で詰まりを溶かす

ペーパー詰まりなど軽度の詰まりには、重曹＋お酢＋お湯の方法も有効です。

手順：

  1. 重曹を1/2カップ入れる

  2. お酢を1カップ注ぐ（発泡反応が起きます）

  3. 30分ほど放置

  4. ぬるま湯（50℃程度）を静かに注ぐ

強い薬品を使わずに自然な化学反応で詰まりを分解できます。

■ 5. ワイヤーブラシ・真空式ポンプを使う

異物が奥に入り込んでいる場合は、真空式ポンプやワイヤーブラシで奥の詰まりを除去します。
力任せに押すと配管を傷つけるおそれがあるので注意が必要です。

■ 6. 詰まりが解消しないときは業者に依頼

上記の方法で改善しない場合は、配管の奥で詰まりが発生している可能性があります。
無理に流すと水漏れや逆流の原因になるため、水道修理業者に依頼するのが安全です。

■ まとめ

  • 水を流さず、まずは原因を確認

  • 軽度ならラバーカップや重曹＋お酢で対処

  • 改善しない場合は早めにプロへ

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