TOTO vs LIXIL トイレどっちが良い?プロが教える汚れにくさと維持費の決定的な違い
「家のトイレをリフォームしたいけれど、TOTOとLIXIL、結局どっちがいいの?」
リフォーム会社や工務店に相談すると、必ずと言っていいほど名前が挙がるこの2大メーカー。カタログを見比べても、どちらも「汚れにくい」「節水」と書かれていて、正直違いがわからないという方も多いはずです。
しかし、毎日使う場所だからこそ、適当に選ぶと「思ったより掃除が大変」「10年後の修理代が高くついた」と後悔することになりかねません。
実は、TOTOとLIXILには**「汚れを落とす仕組み」と「メンテナンス性」において、決定的な思想の違い**があります。この記事では、プロの視点から両社を徹底比較。あなたが選ぶべき「正解」をズバリ提示します。
1. 汚れにくさの核「陶器のテクノロジー」を比較
トイレの掃除頻度を左右するのは、便器表面のコーティング技術です。ここでTOTOとLIXILの最大の違いが現れます。
TOTO:物理的な平滑さ「セフィオンテクト」
TOTOの強みは、陶器の表面を100万分の1mm単位でツルツルに仕上げた「セフィオンテクト」です。
仕組み: 汚れが引っかかる凹凸がそもそも存在しないため、汚れがスルッと落ちます。
耐久性: コーティングではなく陶器そのものを焼き固めているため、10年、20年とブラシでこすり続けても効果が落ちないのが最大の特徴です。
LIXIL:化学の力で浮かせる「アクアセラミック」
対するLIXILは、「水アカ」への強さが圧倒的です。
仕組み: 陶器の表面に水が入り込みやすい加工(親水性)が施されており、汚れの下に水が入り込んで浮かせて流します。
メリット: トイレの嫌な黒ずみの原因となる「水アカ」が固着しません。「100年クリーン」を謳うほど、美しさを維持する力が強いです。
【プロの視点】
「ブラシでゴシゴシ洗いたい、物理的な耐久性を信じたい」ならTOTO。「化学の力で水アカ汚れを徹底的に排除したい」ならLIXILがおすすめです。
2. 掃除のしやすさ・便利機能の決定的な差
便器の中だけでなく、「周辺の掃除のしやすさ」でも両社は独自の工夫を凝らしています。
LIXILの「お掃除リフトアップ」は最強
LIXILの最大級のメリットは、便座が真上に高く上がる「お掃除リフトアップ」機能です。
TOTOにも隙間を拭く機能はありますが、LIXILの上がり幅は非常に大きく、便器と便座の間の「一番汚れる隙間」を雑巾でしっかり拭き取ることができます。この清掃性は、主婦(主夫)層から絶大な支持を得ています。
TOTOの「きれい除菌水」という防衛線
TOTOは「汚れる前に除菌する」思想です。
水から作られる「きれい除菌水」を、使用後や8時間使わない時に自動で噴霧します。これにより、ノズルのヌメリや便器のピンク汚れ(バクテリア)を抑制。掃除の「回数そのものを減らす」能力に長けています。
3. 維持費とランニングコスト:10年後に差が出るポイント
初期費用(本体価格+工事費)だけでなく、使い始めてからの「お金」についても知っておく必要があります。
水道代の節水性能
現在のモデルであれば、両社ともトップクラスの節水性能です。
TOTO(ネオレストなど): 大3.8L / 小3.0L
LIXIL(サティスなど): 大3.8L / 小3.3L
旧来のトイレ(1回13L使用)から交換すれば、どちらを選んでも年間で1万円〜1.5万円程度の水道代カットが期待できます。
故障時の修理費用と「組み合わせ」
ここが重要なポイントです。
一体型(タンクレストイレ): デザインは美しいですが、10年後にウォシュレット部が故障した場合、便座だけの交換ができず、高額な修理代や本体ごとの買い替えが必要になるリスクがあります(両社共通)。
組み合わせ便器(TOTO ピュアレストなど): 便器と便座が別々のタイプなら、故障した時に**「便座(ウォシュレット)だけ」を最新モデルに買い替えることが可能**です。長期的な維持費(メンテナンスコスト)を抑えたいなら、このタイプが最強です。
4. プロが教える「失敗しない選び方」の基準
結局、どちらを選べばいいのでしょうか?判断基準をまとめました。
迷わず「TOTO」を選ぶべき人
「除菌」にこだわりたい: きれい除菌水で、ノズルや便器を常に清潔に保ちたい。
実績とブランド: 水回りNO.1の安心感と、静かで強力な「トルネード洗浄」の技術を信頼したい。
長く使い倒したい: 表面加工の耐久性が高いため、20年以上使うことを前提にしている。
迷わず「LIXIL」を選ぶべき人
隙間掃除を楽にしたい: 「お掃除リフトアップ」で、便座の隙間汚れを徹底的に拭き取りたい。
尿ハネを抑えたい: 立ち小用による「泡クッション」機能で、床や壁への尿ハネを激減させたい。
デザインとコストパフォーマンス: 比較的スタイリッシュなモデルが多く、機能が充実していてもTOTOより価格が抑えやすい傾向があります。
5. トイレリフォームで「損」をしないための3つのステップ
メーカーが決まったら、次は損をしないための行動です。
ショールームで「座り心地」を確認する
カタログではわからない「座面の高さ」や「フィット感」があります。特にLIXILとTOTOでは便座の形状が微妙に異なるため、必ず一度は座ってみることをおすすめします。
火災保険の付帯サービスをチェック
リフォーム後に万が一水漏れが発生した場合、加入している火災保険の「水まわり駆けつけサービス」で対応できることがあります。
相見積もりで工事費を比較する
トイレ本体の価格はどこも似ていますが、工事費や古いトイレの処分費用には数万円の差が出ることがあります。必ず複数のリフォーム業者から見積もりを取りましょう。
6. まとめ:あなたの優先順位が答えを決める
TOTOもLIXILも、日本が世界に誇る素晴らしいメーカーです。
「自動除菌」と「陶器のタフさ」ならTOTO
「隙間掃除のしやすさ」と「泡のクッション」ならLIXIL
どちらが良い悪いではなく、**「あなたが掃除のどの部分を一番面倒だと感じているか」**が選ぶべきポイントです。
毎日何度も使う場所だからこそ、納得のいく選択をしてください。新しいトイレは、掃除の時間を減らし、あなたの暮らしに確かなゆとりをもたらしてくれるはずです。
TOTOトイレ選びで後悔しない!最新モデルの比較と失敗しないリフォームの秘訣