トイレのゴムフロート交換は自分でできる!型番の調べ方と手順を解説
「トイレの便器内に水がチョロチョロ流れ続けている」「レバーを回しても手応えがない」…そんなトラブルの多くは、タンクの底にある**「ゴムフロート」**という部品の劣化が原因です。
プロの業者に依頼すると技術料や出張費で1万円〜1.5万円ほどかかることもありますが、実はこの部品、自分でも簡単に交換が可能です。材料費だけなら1,000円前後で済むため、非常にお得な節約術でもあります。
今回は、失敗しないための**「正しい型番の調べ方」から「交換のステップ」**まで、専門用語を控えめに分かりやすく解説します。
1. そもそも「ゴムフロート」ってどの部品?
ゴムフロート(フロート弁)とは、トイレタンクの底にある、水をせき止めるための「黒いゴム製のフタ」のことです。
レバーを回すと鎖が引っ張られてこのフタが浮き、便器に水が流れる仕組みになっています。ゴム製なので、10年ほど経つと表面が溶けたり、形が歪んだりして隙間ができ、そこから水が漏れ出してしまいます。
【セルフチェック】
手を黒く汚したくない場合は、割り箸などでゴムフロートを触ってみてください。表面がドロドロと溶けて黒い色がつくようなら、寿命ですので交換が必要です。
2. 失敗しない!適合する型番の調べ方
ゴムフロートなら何でも良いわけではありません。サイズや形状が異なると、水が止まらなくなるため、必ず**「適合する部品」**を用意しましょう。
方法① タンクの品番から探す
一番確実な方法です。タンクの側面(正面から見て下側や横側)に、メーカー名(TOTOやLIXIL/INAXなど)と一緒に**「SH381BA」や「DT-4840」**といった品番が印字されたシールが貼ってあります。
この品番をネット検索で「(品番)+ゴムフロート」と入力すれば、対応する純正部品がすぐに見つかります。
方法② 形状を実測して選ぶ
古いトイレなどで品番が読めない場合は、以下の2点を確認します。
ゴムの直径: 一般的なサイズ(約55mm〜65mm)か、あるいは大型のものか。
取り付け方法: タンクの底にある「オーバーフロー管」という筒に、パチっとはめ込むタイプか、それとも差し込むタイプか。
方法③ 「万能型」を利用する
どうしても型番がわからない場合は、ホームセンターなどで販売されている**「万能型フロート弁」**という選択肢もあります。主要メーカー(TOTO、LIXIL/INAX、三栄水栓など)の多くに対応しており、アジャスターで調整できるようになっています。
3. 【図解】ゴムフロート交換の5ステップ
部品が用意できたら、いよいよ交換です。作業時間は慣れれば10分〜15分程度です。
ステップ1:止水栓を閉める
作業中に水が溢れないよう、壁や床から出ている給水管のネジをマイナスドライバーで時計回りに回して、水を止めます。
ステップ2:タンクの水を抜く
レバーを回して、タンク内の水をすべて流しきります。水がなくなると、底にあるゴムフロートが露出します。
ステップ3:古いゴムフロートを外す
レバーとつながっている「鎖」をフックから外します。
タンクの底の筒(オーバーフロー管)に固定されているゴムの根元部分を、手でゆっくりと外します。
ステップ4:新しい部品を取り付ける
新しいゴムフロートを、古いものと同じように根元に固定します。
レバーのフックに鎖をかけます。
重要ポイント: 鎖は「ピン」と張らず、少しだけ(玉2〜3個分)たるませるのがコツです。張りすぎるとフタが浮いて水漏れの原因になります。
ステップ5:動作確認
止水栓を開け、タンクに水が溜まるのを待ちます。水が溜まったらレバーを回し、正常に流れるか、そして水がピタッと止まるかを確認して完了です!
4. ついでにチェック!水漏れが直らない場合に疑う場所
もしゴムフロートを替えても水が止まらない場合、原因は他にあるかもしれません。
ボールタップの故障: 水面にある「浮き球」がついた部品です。これが壊れると水が供給され続けてしまいます。
オーバーフロー管の亀裂: タンク内の筒そのものにヒビが入っていると、そこから水が逃げてしまいます。この修理は便器の脱着が必要な場合があるため、無理せずプロに相談しましょう。
まとめ:自分で直せば愛着も湧く!
トイレのゴムフロート交換は、特殊な工具も必要なく、DIY初心者でも挑戦しやすい修理です。
「水漏れ=すぐに業者!」と焦る前に、まずはタンクの中を覗いてみてください。自分の手でパチっと部品をはめ込み、水が止まった瞬間の達成感は格別ですよ。浮いた修理代で、ちょっと豪華なディナーを楽しむのも良いですね。
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