トイレに流すと詰まりやすい紙の種類とは?トイレの詰まりを未然に防ぐ方法
「あ、流れない…」
トイレの水を流した時、ヒヤッとした経験はありませんか?
トイレの詰まりは、突然起こる厄介なトラブルです。原因はさまざまですが、実は「うっかり流してしまった紙」が引き起こしているケースが非常に多いのです。
この記事では、トイレに詰まりやすい紙の種類と、その理由を解説します。これを読んで、快適なトイレライフを守りましょう。
なぜ紙でトイレが詰まるの?「溶ける紙」と「溶けない紙」の違い
トイレに流しても良いのは、基本的にトイレットペーパーだけです。なぜなら、トイレットペーパーは水に触れるとすぐに繊維がバラバラになり、溶けて排水管をスムーズに流れていくように作られているからです。
一方、私たちが普段使っているティッシュペーパーやキッチンペーパーは、水に濡れても破れにくいように、繊維が強く絡み合うように作られています。そのため、そのままの形で排水管に入り込み、詰まりの原因となるのです。
流すと危険!詰まりやすい紙の種類トップ3
ここでは、トイレに流してはいけない代表的な紙製品を、その危険性とともにご紹介します。
1. ティッシュペーパー
ティッシュペーパーをトイレに流す人は多いですが、これは絶対にやめましょう。ティッシュは、水に濡れてもなかなか溶けません。
特に、一度に大量に流すと、排水管のカーブ部分などに引っかかり、まるでダムのように水の流れをせき止めてしまいます。トイレットペーパーの代わりにするのは非常に危険です。
2. キッチンペーパー・ペーパータオル
キッチンペーパーやペーパータオルは、ティッシュペーパー以上に吸水性が高く、丈夫にできています。
そのため、トイレに流すと水を吸って膨らみ、排水管内でカチカチに固まってしまいます。これは、自力で詰まりを直し方が難しいほどの、深刻なトラブルにつながります。絶対に流さないでください。
3. ウェットティッシュ・お掃除シート
最近は「トイレに流せる」と表示されたウェットティッシュやおしりふきが増えました。しかし、これも一度に大量に流すのは危険です。
たとえ「流せる」と書いてあっても、紙の繊維が絡まりやすいため、大量に流すと排水管の中で固まってしまい、詰まりの原因となることがあります。使用する際は、1〜2枚ずつ流すように心がけましょう。
【応用編】意外と知らない!詰まりやすいその他の紙製品
上記以外にも、トイレに流してはいけない紙製品があります。
新聞紙や雑誌:パルプが原料のため、一見流せそうに見えますが、トイレットペーパーのように水に溶けるように加工されていません。絶対に流してはいけません。
厚紙:特に、便座カバーやトイレットペーパーの芯など、厚みのある紙は詰まりの原因となります。
まとめ:トイレに流していいのはトイレットペーパーだけ!
トイレの詰まりは、少しの不注意で簡単に起こってしまいます。
日頃から流してよい紙の種類を意識し、一度に流す量を守ることが、詰まりを未然に防ぐ最も確実な方法です。もし詰まってしまったら、焦らず直し方を調べて、冷静に対処しましょう。
快適なトイレタイムのために、今日から流す紙の種類に注意してみてくださいね。