トイレの便器が詰まった!原因別に違う直し方とプロに頼むべきか
「トイレが詰まった!どうしよう…」
そんなとき、焦ってスッポンを使ったり、市販の薬剤を流し込んだりしていませんか?
実は、トイレ詰まりは、その原因によって最適な対策が異なります。間違った直し方をすると、かえって症状を悪化させてしまうことも。
この記事では、トイレの便器が詰まる原因別の対策を徹底解説します。ご家庭でできる直し方から、プロの業者に頼むべきタイミングまで、あなたの「困った」を安全に解決するヒントをお伝えします。
原因1:トイレットペーパーや排泄物の詰まり
最も一般的な原因です。一度に大量のトイレットペーパーを流したり、便秘などで排泄物の量が多くなったりしたときに起こります。
直し方
スッポン(ラバーカップ)を使う
スッポンを便器の排水口に密着させ、勢いよく押したり引いたりします。数回繰り返すことで、詰まりが解消されることが多いです。
お湯を使う
50度くらいのお湯を便器にゆっくりと注ぎ、しばらく放置します。熱すぎると便器が破損する危険があるため、沸騰したお湯は絶対にNGです。
洗剤を使う
食器用洗剤を数滴入れて、しばらく放置し、水を流します。洗剤の界面活性剤が滑りを良くして、詰まりが解消されることがあります。
原因2:スマホ、おもちゃ、おむつなどの異物の詰まり
固形物が流れてしまった場合は、自力での解決が非常に難しいケースです。特に、吸水性のあるおむつやペットの砂は、水を吸って膨らみ、より強固な詰まりを引き起こします。
直し方
自力で取り出す
見える位置に異物がある場合は、ビニール手袋をして慎重に取り出します。
業者に依頼する
異物が奥に入り込んでしまった場合は、無理にスッポンを使わないでください。異物をさらに奥に押し込んでしまい、悪化するリスクがあります。すぐにプロの業者に相談しましょう。
原因3:尿石や水垢の詰まり
長年の使用で便器や排水管に尿石がこびりつき、水の流れが悪くなることがあります。この原因による詰まりは、自力での解決が困難です。
直し方
市販の尿石除去薬剤を使う
市販されている尿石除去専用の薬剤を試してみましょう。ただし、説明書をよく読み、安全な使い方をすることが重要です。
業者に依頼する
尿石が頑固にこびりついている場合は、高圧洗浄など専門的な対策が必要になります。無理に自分で直そうとせず、業者に依頼しましょう。
【番外編】環境に優しい直し方
重曹とお酢を使う
重曹を便器に入れ、次にお酢を注ぎます。泡が出てくるので、そのまま1時間ほど放置し、お湯を流します。軽度の詰まりに効果が期待できます。
ラップを使う
便器全体をラップで隙間なく覆い、水を流すとラップが膨らみます。ラップを上から押したり引いたりすることで、水圧を利用して詰まりを解消する方法です。
どんな時に業者に頼むべき?費用相場は?
異物を流してしまった場合
スッポンやお湯を試しても改善しない場合
便器から水があふれてきた場合
上記のような場合は、無理せずプロに任せるのが賢明です。業者に依頼する場合の費用は、軽度の詰まりで5千円~1万円程度が相場ですが、異物の除去や高圧洗浄が必要な場合は、さらに高額になることもあります。
まとめ:冷静な判断が、解決への第一歩
トイレ詰まりは焦りがちですが、まずは冷静に原因を特定することが大切です。この記事を参考に、適切な直し方を試してみてください。そして、手に負えないと感じたら、無理をせず専門の業者に相談しましょう。