トイレのゴムフロート交換を自分で!1000円以下で修理する手順と部品の選び方


「トイレの便器に水がチョロチョロ流れ続けている」「タンクから変な音がする」…その原因の多くは、タンクの底にある「ゴムフロート(排水弁)」の劣化です。

業者に依頼すると技術料や出張費で1万円前後の費用がかかることもありますが、実は自分で行えば**部品代の数百円(1,000円以下)**だけで修理が可能です。作業自体も非常にシンプルで、慣れていない方でも15分ほどで完了します。

この記事では、失敗しない部品の選び方から、手が汚れない交換手順まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。


1. そもそも「ゴムフロート」ってどの部品?

ゴムフロートとは、トイレタンクの底にある「黒いゴム製の蓋」のことです。

レバーを回すと鎖が引っ張られ、このゴムフロートが持ち上がることで便器に水が流れます。そして水が流れ終わると、再び自重で穴を塞ぐ仕組みになっています。

なぜ水が止まらなくなるのか?

ゴムフロートは常に水に浸かっているため、数年経つとゴムがふやけたり、表面が溶けたりして形が崩れます。すると、蓋と穴の間にわずかな隙間ができ、そこから水が漏れ続けてしまうのです。

**「指で触ってみて、手が真っ黒になる」**なら、それは完全に交換のサインです。


2. 失敗しない!交換部品の選び方

ホームセンターやネット通販に行くと、さまざまな種類のゴムフロートが並んでいて迷ってしまうかもしれません。間違ったサイズを買うと水が止まらないため、以下のポイントを必ずチェックしましょう。

① メーカー名を確認する

タンクの側面や裏側に「TOTO」「LIXIL(INAX)」「ジャニス」などのロゴがあるはずです。基本的にはメーカー純正品を選ぶのが最も確実です。

② ゴムの「大きさ」を確認する

大きく分けて「標準サイズ(55mm前後)」と「大玉サイズ(65mm前後)」があります。

  • TOTO製: 専用設計が多いので、型番(S721Bなど)をメモして適合表を見るのがベストです。

  • LIXIL(INAX)製: 排水弁の形状が特殊なもの(カップ型など)があるため、現物の形を確認しましょう。

③ 「万能型」という選択肢

どのメーカーにも合うように作られた「万能ゴムフロート」も市販されています。型番が古い場合や特定できない場合は、こうした汎用品を選ぶのも一つの手です。


3. 【実践】15分で終わるゴムフロート交換の全手順

作業を始める前に、必ず止水栓を閉めてください。

ステップ1:タンクの水を抜く

止水栓を閉めた後、レバーを回してタンク内の水をすべて出し切ります。水がない状態にすることで、作業がしやすくなります。

ステップ2:古いゴムフロートを外す

  1. レバーの先についている鎖を外します。

  2. オーバーフロー管(中央に立っている筒)の根元に、ゴムフロートの「足」がパチンとはまっています。これを左右に広げるようにして外します。

ステップ3:新しいゴムフロートを取り付ける

  1. 新しいゴムフロートを、逆の手順でオーバーフロー管の根元にはめ込みます。

  2. 「パチッ」としっかりはまっているか指先で確認してください。

ステップ4:鎖の長さを調整する(超重要!)

ここが最も重要なポイントです。

  • 理想の長さ: レバーが静止している状態で、鎖が「2〜3リンク分」少したわんでいる状態にします。

  • 短すぎると: ゴムフロートが浮いてしまい、水が漏れ続けます。

  • 長すぎると: レバーを回してもゴムが持ち上がらず、水が流れません。

ステップ5:動作確認

止水栓をゆっくり開け、タンクに水が溜まるのを待ちます。水位が安定したら、便器の中に水が漏れていないか数分間観察してください。


4. ついでにチェック!水漏れの「真の原因」は他にある?

ゴムフロートを替えても水が止まらない場合、以下の箇所も疑ってみてください。

  • 鎖が引っかかっている: 鎖がオーバーフロー管や他の部品に絡まって、蓋が浮いていることがあります。

  • 節水グッズの干渉: タンク内に入れたペットボトルなどがゴムの動きを邪魔していませんか?

  • オーバーフロー管の破損: 筒自体にヒビが入っていると、そこから水が逃げてしまいます。この場合は管自体の交換が必要です。


5. 自分で修理する際にあると便利な道具

特別な工具は不要ですが、これらがあると作業がスムーズです。

  • ゴム手袋: 劣化したゴムを触ると、手が真っ黒になり、石鹸で洗ってもなかなか落ちません。

  • 懐中電灯: タンクの底は暗いため、奥を照らすのに役立ちます。

  • ラジオペンチ: 鎖のフックを付け外しする際に、指先より力が入って楽です。


6. まとめ:1,000円の投資で数万円の水道代を防ぐ

トイレの水漏れは、放置すればするほど水道代としてお金が消えていきます。しかし、今回の「ゴムフロート交換」を知っていれば、わずか1,000円以下の部品代だけで、その出費をゼロに抑えることができます。

「自分にできるかな?」と不安に思うかもしれませんが、構造は驚くほどシンプルです。まずは一度、タンクの蓋を開けて中の様子を観察するところから始めてみてください。

自分で直したトイレには愛着も湧きますし、何より無駄なコストを抑えた達成感は格別ですよ。




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